投稿日:2007-06-06 Wed


下町に物売りの声が聞こえなくなってしばらくたちますが、とんとんと太鼓の音をさせてきび団子屋さんがたまに回ってきます。以前は朝一番に”なっとなっと〜、みそまめ””あっさり〜、し〜じみ〜””と〜ふ、と〜ふ〜”のラッパが聞こえて、家庭の台所の窓が開いて、○○屋さ〜んなんて声が聞こえたものです。小学生が帰る頃になると、街角で飴細工屋さんが鶴や、狸を膨らませたり、鋏で切ったりして器用に、いろいろなものを作ってくれました。シンコ細工屋さんが紅などで白い団子に色ずけして、かわいらしい野菜など作っていました。バクダン屋はリヤカーに大砲のような機械を乗せて、とうもろこしや、米を炒ってはものすごい音を町に響かせていました。紙芝居は子供の目を釘ずけにしました。冬の焼き芋売りがリヤカーに載せた釜にまきが燃える煙と香ばしいにおいを撒き散らしながら鐘を鳴らしてゆっくりと通り過ぎる。今は軽トラでスピーカーから”やきいも〜やきいも〜”とあわただしく通り過ぎます。
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